高橋博之公認会計士・税理士事務所こうしきブログ

筑西市で会計事務所を経営しながら、中小企業の経営者に有益な情報をお伝えしていきます。

粉飾決算は会社の倒産を早めるだけ

f:id:happy_manegement:20170513183502j:plain

 

東芝PwCあらた監査法人の対立が収束する気配がないですね。

そこで、本日は「粉飾決算は会社の倒産を早めるだけ」というテーマで投稿いたします。

 

そもそも粉飾決算とは、実際は経営状態が悪くて赤字であるにもかかわらず、黒字であるように決算をお化粧することを言います。

 

粉飾決算が行われる動機は…

①企業規模を越えるような取引先との、取引資格や入札資格を満たすため

②経営者が、経営不振を隠蔽することにより、株主や利害関係者からの信頼を引き続き得たいため

③手持ち資金が不足していて、銀行借入に頼らなければ経営が立ち行かない状況で、追加の融資金を引き出すため

④経営者が自ら行った財テクの失敗による巨額の損失を、株主や利害関係者に知られたくないため

⑤営業部門に課せられた業績目標について、目標の達成をしたと見せかけるため

 

良くある粉飾決算の手口は…

①翌期分の売上を当期に前倒して計上することにより、売上を実際よりも過大に計上する方法

②当期分の仕入を翌期に先送りして計上することにより、仕入を実際よりも過少に計上する方法

③期末の棚卸資産を過大に計上することにより、売上原価を実際よりも過少に計上する方法

④固定資産の一部を遊休資産とすることで、減価償却費を実際よりも過少に計上する方法

 

粉飾決算を行うと決算書上は、黒字決算となっています。

当期に黒字化できないのに、翌期に黒字化できるわけありませんよね。

赤字決算と真摯に向き合って、経営を見直すことなしには、会社の業績が上向くことはありません。

粉飾決算は会社の倒産を早めるだけですよ。