高橋博之公認会計士・税理士事務所こうしきブログ

筑西市で会計事務所を経営しながら、中小企業の経営者に有益な情報をお伝えしていきます。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 ③【52日目】

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今回は、前回の続きで『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』の②だれをバスに乗せるか(最初に人を選び、その後に目標を選ぶ)について見ていきたいと思います。

 

偉大な企業への飛躍を導いた指導者は、まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、次にどこに向かうべきかを決めている。

重要なのは適切な人材を集めることだけではない。「だれを選ぶか」をまず決めて、その後に「何をすべきか」を決める。ビジョンも、戦略も、戦術も、組織構造も、技術も、「誰を選ぶか」を決めた後に考える。「だれを選ぶか」をまず決めて、その後に「何をすべきか」を決める。この原則を厳格に一貫して適用する。

 

このことは、『適切な戦略』よりも『適切な人材』の方が企業にとって重要な要素であることを意味しています。

その理由としては、以下の3つの点を挙げています。

 

第一に、「何をすべきか」ではなく「だれを選ぶか」からはじめれば、環境の変化に適応しやくなる。人びとがバスに乗ったのは目的地が気に入ったからであれば、十キロほど走ったところで行き先を変えなければならなくなったとき、どうなるだろうか。当然、問題が起こる。だが、人びとがバスに乗ったのは同乗者が気に入ったからであれば、行く先を変えるのははるかに簡単だ。「このバスに乗ったのは、素晴らしい人たちが乗っているからだ。行く先を変える方がうまくいくんだったら、そうしよう。」となる。

 

第二に、適切な人たちがバスに乗っているのであれば、動機付けの問題や管理の問題はほぼなくなる。適切な人材なら厳しく管理する必要はないし、やる気を引き出す必要もない。最高の実績を生み出そうとし、偉大なものを築き上げる動きに加わろうとする意欲を各人が持っている。

 

第三に、不適切な人たちばかりであれば、正しい方向が分かり、正しい方針が分かっても、偉大な企業にはなれない。偉大な人材が揃っていなければ、偉大なビジョンがあっても意味はない

 

職業柄、様々な企業の経営を知る立場にあるが、戦略の優劣によって企業の業績が左右されているようには思えません。

戦略の優劣よりも組織の構成員が、自らの利益を優先することなく、組織で決められた戦略を忠実に実行できる体制になっていることが、鍵を握っているように思われます。

いかに優れた戦略があろうとも、それが実行できなければ何の意味もないからです。

そのためには、やはり『適切な人材』をバスに乗せ『不適切な人材』はバスから降りてもらうことが必要になってきます。

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則