高橋博之公認会計士・税理士事務所こうしきブログ

筑西市で会計事務所を経営しながら、中小企業の経営者に有益な情報をお伝えしていきます。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則 ⑤【54日目】

f:id:happy_manegement:20181104113422j:plain

今回は、前回の続きで『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』の④針鼠の概念(単純明快な戦略)について見ていきたいと思います。

 

 

・偉大な企業になるには、三つの円が重なる部分を深く理解し、単純明快な概念(針鼠の概念)を確立する必要がある。三つの円が重なる部分とは、「自社が世界一になれる部分」、「経済的原動力になるもの」、「情熱をもって取り組めるもの」の全ての要件をみたす事業である。

・その際のカギは、自社が世界一になれる部分はどこか、そして同様に重要な点として、世界一になれない部分はどこかを理解することである(世界一に「なりたい」分野ではない。)針鼠の概念は目標ではないし、戦略でもないし、意図でもない。理解である。

・中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業は針鼠の概念の基礎にはなりえない。

・世界一になれるとの理解は、中核的能力(コア・コンピタンス)よりもはるかに厳しい基準である。能力があっても、ほんとうに世界一になれるほどの能力だとはかぎらない。逆に、世界一になれる事業があるが、現在はその事業について能力がない場合もある。

・経済的原動力になるのが何かを見つけ出すには、最大の影響を与えるひとつの分母を探し出すべきだ(企業なら「X当たり利益」、非営利事業なら「X当たり年間予算」のXを探し出す。)

・偉大な実績に飛躍した企業は理解に基づいて目標と戦略を設定している。比較対象企業は虚勢に基づいて目標と戦略を設定している。

・針鼠の概念の確立は、反復の過程である。評議会が有益な手段になりうる。

・偉大な実績に飛躍した企業は針鼠に似ている。針鼠は単純で冴えない動物だが、たったひとつ、肝心要の点を知っており、その点を離れない。比較対象企業は狐に似ている。狐は賢く、さまざまな点を知っているが、一貫性がない。

・飛躍した企業は針鼠の概念を獲得するまでに平均四年かかっている。

・戦略を確立していた点だけでは、飛躍した企業と比較対象企業に違いはなかった。どちらの種類の企業も戦略計画をたてていたし、飛躍した企業の方が戦略の開発に時間とエネルギーをかけたといえる事実はまったくなかった。

・偉大な実績を持続するためには、偉大な産業で事業を行っていなければならないわけではまったくない。飛躍した企業は、産業がどれほど悲惨であっても、卓越した利益をあげる方法を見つけだしている。

 

 

三つの円である「自社が世界一になれる部分」、「経済的原動力になるもの」、「情熱をもって取り組めるもの」を理解するためには、企業についてではなく、自分の仕事について考えてみると良いでしょう。

第一に、持って生まれた能力にぴったりの仕事であり、その能力を活かして、世界でも有数の力を発揮できると思える(自分はこの仕事をするために生まれてきたのだと思える)。

第二に、その仕事で十分な報酬な報酬が得られる(これをやってこんなにお金が入ってくるなんて夢のようではないかと思える)。

第三に、自分の仕事に情熱をもっており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい(毎朝、目が覚めて仕事に出かけるのが楽しく、自分の仕事に誇りをもっている)。

 

このように思えることを個人レベルではなく、企業レベルで思える事業について理解を深めるために考え続ける必要があります。

う~ん。かなりハードルが高いですね…

まずは、世界一ではなく、日本一、県内一、市内一など、エリアを絞っていって、一番になれることを探してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則